ホットランナ使用方法
ホットランナシステムのパージング方法
備考 Purgex™をバレル・スクリュおよびホットランナシステムのパージングに初めて使用するときは射出容量の3倍量を使い、5分間滞留させたままにしてください。定期的に Purgex™を使用している場合は、射出容量の約1~1.5倍を使い、3-5分間滞留させたままにしてください。
パージング前の準備
- 材料供給を止める
- 成形条件をそのままにし生産を継続する
- ホッパーとカラー混合器を掃除する
- ホッパーとフィードゾーンに指定された量の Purgex™を入れる
- 最後の生産製品を終えた後、射出装置を後退させ Purgex™をバレルに3〜5分滞留させる
※備考:少量の Purgex™が最終製品あるいはショートショットに混ざっているのを確認する - ノズルとスプルブシュを掃除する
成形機とホットランナシステムのパージングをする
- 射出容量の約25%にショットサイズを調整する
※備考:Purgex™の効果をもっとも発揮させるため上記設定を推奨します - 手動モードにて、Purgex™が見えることを確認しバレル・スクリュでパージする
- 射出容量の約1/2がバレルに残っているときに、パージングを止めてホッパーとカラー混合器を掃除する
- 樹脂供給をオンにし、次成形の材料をホッパー/カラー混合器に供給する
- すべてのゲートが開いていることを確認する
※備考:金型内を流れやすくため、ホットランナシステムの温度を10°C上げてください - 射出装置を前進させ、ノズルをスプルブシュに取り付ける
- 金型を開けた状態で、金型からPurgex™を出す
- ホットランナシステムに次成形の樹脂で少なくとも射出容量分パージし、樹脂が滑らかに流れるまで Purgex™を押しだす
- ノズルとスプルブシュを掃除する
- 次成形のため成形条件を変更する
注意および推奨
- 最小ゲート径は0.75mmです。
- 汚れが激しい機械やリキッドカラーを使用している場合、Purgex™の使用量を増やしたり、浸す 時間を長くしてください。(316°C以上の場合は長く浸さないでください)
- Purgex™はバレルの中に長期間あっても安定しており安全です。
- Purgex™の効果的な使用方法は他にもありえます。上記の方法は、工場での使用や研究所での実験により効果的と思われる方法で、あくまでも参考としてください。